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2019年11月 3日 (日)

権威失墜の認証制度<本澤二郎の「日本の風景」(3485)

 

権威失墜の認証制度<本澤二郎の「日本の風景」(3485)

1週間二人の閣僚辞任で権威喪失の天皇の認証>

 日本の閣僚などは、その地位に就くと、わざわざ皇居に出向いて、天皇から認証をしてもらうことになっている。日本国民統合の象徴からのお墨付きである。興味も関心もなかったため、様子がわからないのだが、おそらく天皇のハンコ(御璽)をついた書状をもらうのであろう。

 天皇認証を受けて本人は、新たに発心して、仕事に専念する。仕事とは国民の公僕として、さらに励むというのである。そこには一点の曇りもない良心を前提としている。

 したがって大臣となるには、任命者が事前に、徹底して身体検査を行う。これは健康のみならず、これまでの行いに非はないのかどうか、文字通り修身斉家の人であるのかどうか、国民や家庭に迷惑をかけていないかどうかの検査・審査を受ける。

 

 問題のある人物は、自らの判断で閣僚推薦を断るのであるが、まずはこうした事例はない。それどころか、あれこれと口実をつけて、自分を売り込むのであるから、逆である。

 

 これは首相になったものについても、である。憲法尊重擁護義務を果たすのか、果たせるのか。まともな首相であれば、自問自答の日々が続くことになる。そうして政治は、治国平天下を約束されるのであるが。

 

<崩壊した天皇認証と重大な政治責任>

 昨日、突然に日本記者クラブ会員のS君が来訪、日本記者クラブ50年の記念品という一合升と麻で作ったと思われる手提げ袋を持参してくれた。

 駆け出しの記者のころは、この日本記者クラブ(Japan National
Press
Club
)は高嶺の花だった。門外漢には理解できないだろうが、新聞記者にとって、ここの会員になることが、いわば記者としての登竜門だった。

 

 首都圏紙・東京タイムズの政治部長になったのが、鈴木善幸内閣の時で、この時点で初めて基本会員の名誉に浴した。その時は、大いに一人満足した。ただそれだけのことでしかなかったが、その時の記者クラブ証を現在も使用している。ただし、現在は個人会員であるが。

 

 一度、北京の国際空港で若い男女が奪い取るように荷物を移動してくれた後、突然開き直って金を要求してきた。彼らの詐欺行為を諦めさせたのは、この記者クラブ証だった。


 日本記者クラブは昨今、権力監視を放棄してしまい、完ぺきに色あせてしまっている。権威などないわけだから、いただいた一合升は「記者クラブも50年の道を歩んだのか」と関係者が感慨にふける程度のものである。

 

 だが、天皇から認証を受けた菅原と河井という人物は、いうなれば天皇の顔に泥を塗ったことになる。明治が確立した天皇制だから、そのころなら切腹ということになろうか。

 

 腐敗・違法の人物を、自らの傲慢な野望達成のために任命した首相の任命・政治責任は、極めて重い。認証者である天皇を裏切ったわけだから、一片の口先での謝罪で済むわけではない。象徴である天皇と主権者に対する裏切りである。

 

<安倍晋三責任は「行政を前に進めることだ」と国民と天皇愚弄・開き直る>

 安倍の天皇利用は、日本一だと誰もが思っている。

 166億円の天皇交代劇で血税を使いつくすために、平成天皇の退位という前例のない手段を用いた、と今では、凡人でも理解している。「安倍・日本会議の作った令和など使用しない」という国民も多い。

 一連の時代絵巻のような166億円の宗教儀式を、歴史の伝統のある韓国・朝鮮や中国の人々も、口には出さないが「そういうことか」と納得している。日本文化の源流は、大陸と半島なのだ。「十二単は中国古来の服装」はその一つである。

 

 それにしても、安倍という人間の政治責任が、いかにもふるっている。「行政を前に進めること」が任命責任の取り方と独裁論をひけらかして、国民と天皇を愚弄して開き直っている。「日本語ではない」と清和会OBは反発している。

 

<菅攻撃が清和会内部で浮上!>

 統一教会の集まりに参加した自民党改憲派の代表格・細田は、元来、性格は穏健である。今回の事件に対しては、派内をまとめきれない。

 もともと安倍人事でうま味を吸った人物は、稲田と萩生田など数人。7年にわたる安倍人事に対して、派内は怒りが充満している。もともとが右翼的な派閥で、天皇制に共鳴している。天皇認証人事にケチをつけた菅人事だから、余計に菅攻撃に集中している。安倍にいいように利用された宏池会も、反撃の機会を狙っている。いまや四分五裂のよたよた自民党なのだ。

2019113日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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