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2019年10月24日 (木)

権力抗争始動<本澤二郎の「日本の風景」(3475)

 

権力抗争始動<本澤二郎の「日本の風景」(3475)

<関電疑獄の前に菅原一秀の首の行方>

 166億円投入の贅を尽くした天皇交代劇によって、天皇制は国民の批判を強めてしまった。「朕はたらふく食べて」という戦前のスローガンが、1022日の銀座に踊った。極右・日本会議の思惑とは正反対のうごめきが表面化したようだ。厳戒態勢下の東京に、世界のリーダーはいずれもそっぽを向いてしまった。

 他方で、安倍人事ならぬ、官房長官・菅義偉と自民党幹事長の二階が強行したという経済産業省の大臣・菅原一秀の首が、目下皮一枚というありさまだ。世論に逆らって東京地検は隠れてしまうのであろうが、関電疑獄を目の前にして、大阪地検のように逃げることができるのか。

 永田町の事情通が「安倍と二階・菅組の権力抗争が始まった」と知らせてきた。世の中は、皇居で万歳三唱した心臓の鼓動を揺さぶっている!

 

<菅と二階が強行した人事に安倍は「ざまあみろ」?>

 秘書の給与ピンハネから、支援者にメロンなどを配った、はては葬式に香典2万円を出した経済産業相によって、安倍のモリカケ・TBS強姦魔事件追及に蓋をかけたことから、さぞや心臓の鼓動は正常値と思いきや、そうではないというのだ。

 権力の私物化・乱用を、ヘとも感じない極右首相である。菅原人事を押し付けた菅と二階に対して、怒りをぶつけているというのだ。永田町水面下の情報である。「菅と二階への当てつけが自民党内で始まった。選挙どころではない。むろん、安倍の改憲も飛んでしまった。菅ピンチ・二階の政治責任も大きい」との声も飛んできている。

 

 落穂ひろいが、いまの菅と二階の部下たちである。玉石混淆という言葉もある。だが、小選挙区制下、光り輝く玉はない。石ころばかりである。そもそもは、極右内閣に玉らしい人材などいない。

 

 やくざ暴力団と手を握るような輩が目に付く。

 筆者が現役のころ、黒金泰美や小川平二ら、池田勇人や前尾繁三郎・大平正芳らの仲間の事務所を覗くと、たいてい彼らは読書をしていた。大平や前尾もそうだった。池田は、彼らの知識と知恵を支えに、経済成長と東京五輪を実現したものである。いずれも書も親しんでいた。

 

 およそ安倍・菅・二階らから、夢でも「読書」をする姿など想定することは「不可能である。10・22の皇居に翻った「萬歳」なる旗文字を、テレビ解説者は「安倍の文字」と大嘘をついて紹介していた。「NHKの岩田の差し金」というが、ひどい嘘を国民に紹介して恥じない。党内抗争のゴングが鳴っている!

 

<心臓の思いは加藤勝信という腐敗官僚>

 「安倍は幹事長に岸田文雄を起用しようとした」というのも、うそ情報である。これにまんまと騙され続けた岸田は、宰相候補になれない。

 

 安倍の意中の人は、岸信介の長女で母親の安倍洋子と、もう一人は加藤六月の未亡人が決めている、ということになる。「清和会の歴史を知る者のみが知る公然の秘密」なのだ。

 

 安倍の父親の晋太郎と六月の関係は、そのまま夫人同士の関係となっている。これはもう戦国時代の人事抗争である。

 

 加藤勝信という、官僚崩れの政治屋の監視を強めていく必要があろう。国民に寄り添う人材では、全くない。

 

<安倍に服従した岸田宏池会はトップ交代か>

 安倍外交を恥じらいもなく踏襲してきた宏池会会長の岸田は、哀れ政治家失格であろう。信念も勇気もない安倍のロボットでしかなかった。それに追従してきた宏池会に人材がいなかったということになる。

 

 大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一の宏池会黄金時代を知る者にとって、現在の護憲平和・軍事小国論は消滅してしまった衝撃は大きい。

 

 武器弾薬の財閥利権に興味を示すようでは、安倍・日本会議そのものであろう。誰か中興の祖となれる人物はいないのか。

 護憲リベラルが宏池会のゆるぎない伝統と信念である。岸田は、そのことを宮澤から伝授した、にもかかわらず極右の日本会議に屈した。日本会議は宗教カルトである。

 

 靖国・伊勢・出雲のカルトの神主らに、国民政治を壟断させていいものか。

 それでも、保守本流の再興が無理であれば、自民党は自滅する運命にあるのであろう。166億円の漫画を見せつけられていると、誰もが過激になってしまう現在である。菅原が点火した政局に注目したい。

20191024日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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