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2019年9月 5日 (木)

底が抜けた99%経済下の党内閣人事<本澤二郎の「日本の風景」(3425)

 

底が抜けた99%経済下の党内閣人事<本澤二郎の「日本の風景」(3425)

<幹事長に意欲見せる安倍家の執事・加藤勝信?>

 9月11日の内閣改造に向けて、新聞テレビは好き勝手に観測記事を流して、永田町を揺さぶっている。中でも安倍家の執事として、安倍ママと加藤六月ママが必死で売り込んでいるのが、三段跳びで飛躍している加藤勝信の幹事長狙い。しかし、足元の細田派はうんと言わない。

 厚労相から自民党総務会長、次は幹事長へと横滑りに成功すれば、安倍の後継者になれるという、なんともほほえましい国盗り作戦である。安倍ママの神通力次第という。背後の不気味すぎる日本会議がどう動くか。二階留任で頓挫するという。

 

<菅義偉の暴走発覚に頭を痛めるシンゾウ>

 一連の改造人事でおしゃべりをしているのは、いつもながら7年間もの間、官邸機密費をふんだんに使いまくって、国民の疑惑を招いている官房長官の菅である。最近は横浜にカジノを持ち込もうと、同市の女性市長を抱き着いて離さない。

 トランプ側近とも連携する勢いである。地元港湾のやくざの親分とも渡りをつけるという観測も出ている。菅の暴走は、小泉進次郎の官邸での結婚報告会演出で、シンゾウを仰天させたばかりでもある。

 

<小泉進次郎の入閣はない?>

 首相官邸での結婚発表は、進次郎入閣を連想させるものであるが、当人は安倍のライバル・石破茂に飛び込んだ人物。

 

 安倍の正体を知る清和会OBは、進次郎の入閣を否定する。入閣させると、シンゾウ人気と逆転するため、ありえないというのだ。うなずける予測である。父親の純一郎は反原発の人であることも、安倍には気に食わないという。

 

 シンゾウを首相に担ぎ上げた小泉、しかし、シンゾウに進次郎を担ぎ上げる度量は、全くない?

 ともあれ進次郎の話題作りの黒幕としての菅に対して、晋三は怒り心頭なのである。 

 

<息子を政界入りさせたい二階幹事長と世耕経産相>

 日本政治の沈下は、良くも悪くも功成り名とげた人物は、小泉を含めて息子を後釜にして政治の劣化に貢献していることに尽きる。中曽根康弘がそうだったし、福田康夫でさえも。

 目下、息子への後継に人一倍努力しているのが、はた目にも疲れ切っている二階である。息子の面倒を見てくれる約束を取り付ければ、幹事長を放り投げる覚悟という。ただし、この息子がどういうわけか選挙に弱い。親父が幹事長としてテコ入れしても、県議にもなれない。

 

 ましてや二階の地盤を狙っているのは、目下、韓国いじめに徹している世耕というせこい人物だ。参院議員からの鞍替え先が、二階の地盤である。二階と世耕の確執の行方とも絡んでいる幹事長人事ということになるが、二階留任で波乱なしというが。

 

<どこへ行く?宏池会の岸田文雄>

 筆者が一番まともな派閥と思って取材してきた自民党派閥は宏池会である。理由は、護憲リベラルにあるが、この7年間の岸田は自民党のどこにでも見受けられる、ごく普通の信念のない右翼議員でしかない。

 

 大平正芳や宮澤喜一ら、真っ当な先輩の信念は皆無で、存在感なし。先の参院選では、菅の横やりに側近を落選させてしまった。気迫がみられない。政調会長留任で押し切られるか、うまく幹事長の椅子に座れるのか駄目らしい。哀れ宏池会だ。いっそ会長の椅子を交代してはどうか。

 

<10%消費税導入で10万人デモが毎週末官邸と信濃町へ>

 9月3日と4日にかけて房総半島の南部を半周して、思うことは、地方経済は文句なしに破綻している。すでに底が抜けている。地方銀行が青息吐息の状態である。

 

 そこに持ってきての10%消費大増税である。1%でさえも円高による輸出大幅減である。「鉄は国家と言われてきたものだが、トヨタに鉄の値段の主導権が握られて、新日鉄も沈下している。今治とか常石といった中規模の造船会社の下請けが、三菱や三井の造船会社。主客転倒している」と予想外の事態が物つくりの現場で起きている。

 

 そんな中での改憲に向けた、不公正な与党寄りの国民投票法を強行することに成功した後、晋三はいよいよ9条改憲に突っ走る。対して10%どころか消費ゼロ運動デモが、表面化することになろう。

 「香港に続け」とばかり若者が決起すると、官邸・自民党本部と信濃町に10万人デモが、週末に繰り広げられると予測する向きもある。

 世界はワシントン、モスクワ、パリとどこもかしこもデモが常態化している。東京でも起きることになろう。

 新閣僚にも覚悟が求められている。 

 

<解散におびえる公明党と自民党>

 先の参院選で、改めて判明したことは、野党が候補者を一本化すれば、自公に勝てるということである。空前絶後の借金下の大増税と大不況と韓国との激突という深刻極まりない事態は、政権の交代を予測させている。

 

 野党は、埼玉知事選方式を採用すればいいだけのことである。解散におびえる自公維なのだ。市民デモが解散へと追い込むだろう。武器弾薬を排除する、消費税をゼロ、財閥の内部留保金や資産家に増税させることで、日本の経済は動き出すのだから。

 

<北海道新聞元政治部長の高谷治郎先輩を惜しむ>

 昨夜ドライブから帰宅してメールを開くと、とても悲しい知らせが届いていた。筆者のことを、いつも心配してくれた北海道新聞元政治部長の、反骨ジャーナリストの高谷治郎先輩が亡くなったとの息子さんからの報告である。

 

 一時、在京政治部長会10数社のメンバーの半数を、中央大学法学部OBが占めたことがあった。いつも笑顔でストレートに質問する高谷さんは、山登りと釣りが趣味だった。

 常任幹事の共同通信の松崎さんのころ、中国と韓国を訪問した。自衛隊視察で対馬を訪問した時、朝起きると、すでに先輩は漁師から、水揚げしたばかりのイカを買い占めてきて、それこそ最高のイキのいいイカ刺身を食べたことを記憶している。

 そういえば、朝日の松島さん、共同の松崎さんと今回、高谷さんまでがいなくなってしまった。当時の政治部長会は護憲リベラル、反骨のジャーナリストばかりだった。NHKの川崎さんはどうしているのか。読売の本田さんは、ナベツネにいびられて福島テレビに追いやられたが、その後どうしているか。

 

 この機会に在京政治部長会の当時の全員に感謝しなければならない。政治評論家になる場面で、生活のために日本記者クラブで「自民党派閥」(ぴいぷる社)の出版会を開催した。政治部長全員が発起人になってくれた。これは高谷さんの功績である。

 今日からまた、気を引き締めて、高谷さんの分も活字にしていかなければならない。

2019年9月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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