強姦魔救済官邸とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」(3379)
強姦魔救済官邸とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」(3379)
<法廷で判明した官房長官の犯罪>
TBS山口強姦魔の行方を人々が忘れることはない。なぜならレイプ・強姦文化は日本最大の恥部として、国際社会で認知されているからでもある。被害者の伊藤詩織さんの、日本女性に見られないすばらしい勇気が、事態を大きく変えている。ついに、そのことが法廷で証明された。TBS山口強姦魔を助けるという、途方もない権力犯罪は、多くの国民が想像していたように、官房長官の菅義偉によるものであった。昨日のヤフーニュースが、週刊新潮の記事を流してくれたので、うまく転載できるか試みてみた。
<自公3分の2体制と男尊女卑社会>
明治の富国強兵の原点が性奴隷貿易であったという隠された史実には、驚愕するばかりだが、その日本の風土が、西洋の人権意識不在を物語っている。
女性の地位はいかにも低すぎる。それは戦後の日本において、大きく変化したと思いがちだが、実際はそうではなく、男尊女卑の日本に基本的な変化は起きていない。
そのことに気づかせてくれたのは、2014年4月28日にやくざにレイプ、性奴隷の挙句に殺害された「木更津レイプ殺人事件」の被害者K・T子さん取材で判明した。
権力の傘を縦横に駆使しての官邸犯罪は、モリカケ事件など枚挙にいとまがないほどだが、殺人に相当する強姦事件をもみ消してしまったTBS山口強姦魔事件ほど悪辣非道な事案は、日本の政治史上初めてのことである。
<やくざ強姦魔を放任する強姦文化の日本>
魅力的な女性を強姦することで、性奴隷よろしく歓楽街にしばりつけるやくざの悪行は、一向になくならない。日本観光業の一翼を担って、性ビジネスに衰えを見せていない。
今日では、外国の不運な女性も多く投入されているが、政府は見て見ぬふりをしている。TBS山口強姦魔は薬物(レイプドラッグ)を使用したと見られているが、やくざ強姦魔が仕切る覚せい剤は、一部の発覚した量だけでもすごい。
やくざ強姦魔の日本では、したがってまねる紳士は、霞が関・永田町・大手町に限らない。地方の役人・議員、はたまた教師や医師なども悪用して、そのすそ野は富士山のように広大である。
中国の香港は、大英帝国によるアヘン戦争で領土を強奪されるという悲劇が、今もその後遺症に泣かされていることを考えると、覚せい剤とやくざ強姦魔放任の日本の前途は危うい。
それが官邸で発覚したというのだから、もはや救いがたい日本を露呈したことになる。菅の山形県は、秋田県に近い。このあたりの男尊女卑の風土は、特にひどいのかもしれない。差別ではなく、事実として指摘したい。
「木更津レイプ殺人事件」の被害者は、子育てを秋田県でしたのだが、彼女が50歳で故郷に戻った理由は、多分に男尊女卑の風土と関係していた。秋田市の名士が教えてくれたことでもある。
<強姦魔の追及をしない新聞テレビ>
それゆえになのか、日本の新聞テレビの強姦事件に対する感度は低すぎる。いまだに大手の新聞テレビは、TBS山口強姦魔事件をしっかりと報道していない。これは驚くべきことであるが、事実である。
男尊女卑・レイプ文化・やくざ強姦魔の日本に変化は起きていない。起きているとすれば、それは詩織さん事件だけである。
なんとしても、TBS山口強姦魔事件を振り出しに戻す必要がある。官邸と警察の不条理をただす必要が、喫緊の課題である。
長周新聞の出番でもあろう。朝日新聞がいつ取り上げるのか?取り上げないのか。監視を強めなければなるまい。
伊藤詩織さんvs.安倍官邸ベッタリ記者の法廷対決 被告が墓穴を掘る「ホテルの証拠ビデオ」
7/18(木) 8:01配信
「伊藤詩織さん」vs.「官邸ベッタリ記者」の法廷対決(1/2)
「準強姦逮捕状」が握り潰されて4年。安倍官邸ベッタリ記者・山口敬之元TBSワシントン支局長(53)と彼にレイプされたと訴える伊藤詩織さん(30)が遂に民事法廷で対決した。山口記者が墓穴を掘る証拠ビデオや菅官房長官による経済支援額が明るみに出て……。【顧問委託契約】と題されたその書類には、天使が歌っているような、あたたかく優しい文言が並んでいた。・原則として月1回、意見交換を行なう・顧問料として月額42万円を振り込む・必要と認める範囲で交通費その他の経費を支払う およそ天使などいそうには思えない我らが「サラリーマン川柳」の面々からは、こんな嘆きと哀しみが聞こえてくるようだ。〈仕事しろ残業するな成果出せ〉〈この職場ムチはあってもアメはなし〉の部署で、〈ブリはいい! 生きてるだけ世する〉とグチる日々なのに……。退職後も悠々とは行かず、〈再雇用昨日の部下に指示仰ぐ〉日々なのに……。 この契約で“雇用”されたのは、他ならぬ総理ベッタリ山口敬之(ノリユキ)・元TBSワシントン支局長。サラリーマン川柳の面々が、〈ノリはいい! ベッタリだけで42万〉と詠んでみたくなるのもわからなくはない。 あるいは、山口記者には、特捜検察に助成金詐欺容疑で逮捕・起訴されることになるスパコン会社顧問の顔もあった。この社は、「ザ・キャピトルレジデンス東急」の家賃月額約200万円の部屋を自由に使わせるという厚遇で彼を迎えていた。だから〈ノリはいい! ベッタリだけで200万〉と詠みたくもなるだろう。 山口記者は、今年2月1日、「レイプされた」と主張する伊藤詩織さんを相手取り、「名誉を毀損し、プライバシーを侵害した」として、1億3千万円の損害賠償を求めた。詩織さんは2017年9月、「支局長の立場に乗じ、就職斡旋をチラつかせ、レイプした」と、山口記者に1100万円の損害賠償を請求していたから、彼は「反訴」したことになる。 冒頭の契約書は、その「山口反訴状」から図らずも捲(めく)れ出た内容である。要は、彼女の告発のお蔭で、月額42万円の企業など、顧問先を二つ失った。1億3千万円の請求額にその逸失利益も含まれるというわけだ。そこには菅義偉官房長官の関与が見え隠れする。その点について詳しくは後章に譲るとして、詩織さんと山口記者、この両者が尋問を受けた7月8日、東京地裁709号法廷の模様から< 午前10時過ぎに開廷された裁判は、詩織さんへの主尋問・反対尋問、山口記者への主尋問・反対尋問という順で進んだ。詩織さんは青いシャツに濃紺のダブル・ジャケットとパンツを身にまとう。 反対尋問は相手方の弁護人から行なわ
<以下一部削除。理由は4000文字を超えるため> ここで改めて、「レイプ」から係争に至る経緯を駆け足で振り返って
15年4月3日、TBSのワシントン支局長だった山口記者が一時帰国した折、ニューヨークで知り合い、TBSに働き口を求めていた詩織さんと会食した。山口記者のホームグラウンドである東京・恵比寿で2軒目までハシゴしたところから意識を失った彼女は、その後タクシーに乗せられた。車中で彼女は嘔吐しつつも、タクシーは港区内のホテルへ。山口記者の部屋へ連れ込まれ、翌日未明、性行為の最中に目が覚めた。この裁判の関係者によると、「山口は今回、詩織さんがちゃんと歩行しているのを証明すべく、ホテルの防犯カメラから取り出した画像を証拠として提出しました。しかし、介抱なしに歩けているとは見えず、墓穴を掘った恰好です」 話を戻すと……詩織さんの刑事告訴を受け、高輪署は捜査を開始。その年の6月、準強姦容疑での逮捕状を携えた高輪署の捜査員が、機上の人となっていた山口記者を逮捕すべく成田空港でスタンバイしていた。しかし、その直前に逮捕は中止された。それは、当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3の官房長・中村格(いたる)氏が、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と本誌(「週刊新潮」)の取材に認めている通りである。 中村氏は菅官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得ており、総理ベッタリ記者の逮捕中止命令は官邸への忖度ではという疑問が、世の中に今もなお燠(おき)のように燻(くすぶ)っている。 捜査を引き継いだ警視庁からの書類送検を受けた東京地検は、ほぼ1年後の16年7月に不起訴と判断。詩織さんは17年5月、検察審査会に審査申し立てを行なったものの、9月に「不起訴相当」の議決が出た。公開中の映画「新聞記者」製作のきっかけはこの「準強姦逮捕状」握り潰し事件にある、と映画関係者は語っている。
2019年7月19日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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