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2019年5月 4日 (土)

賢者と愚者<本澤二郎の「日本の風景」(3304)

 

賢者と愚者<本澤二郎の「日本の風景」(3304)

<「ここ数日新聞もテレビも見なかった」と清和会OB>

 賢者は憂い、愚者は浮かれる!この数日間の日本列島の様子を表現すると、こんなところかもしれない。あなたは賢者、それとも愚者なのか。

 

 安倍内閣が誕生した際、池田勇人首相秘書、大平正芳首相政務秘書官、鈴木善幸首相政務秘書官を歴任した宏池会事務局長の木村貢さんが、確か「品格のある政治」(徳間書店)を世に出した。

 あまりにもレベルの低い安倍政治に腹が立って、ペンを滑らせたものであろう。それが第二次で、もう7年目。平成天皇を引きずりおろして、令和で大騒ぎする中心人物。むかつくどころの騒ぎではない。

 

 清和会本家の福田康夫元首相でさえ、「日本は破局に向かっている」と安倍政治を酷評している。清和会創設者の福田赳夫元首相が「中原義正は熱血漢」と評した清和会OBは「もう情けなくて、悲しくて、憂鬱でこの数日間、新聞を読む気にもならない、テレビも見たくない。とうとう新聞テレビなしで過ごした」といって電話をしてきた。

 彼は、間違いなく「賢者は憂う」の人物であろう。

<憲法違反の「令和」に浮かれる愚者の神経が情けない>

 「令和」決定の過程が判明すると、専門家の間からも憲法違反の声が噴出している。NHKなどマスコミが先導して、人々を浮かれさせている。

 「新時代が始まった」とはしゃぐ日本人もいるらしい。会社の名前にする便乗組もいるようだが、5月1日のメーデーに合わせて、韓国から徴用工判決に従って、日本財閥に損害賠償に向けた本格的な動きが出てきた。

 国連機関のWTOは、千葉県や茨城、福島など311関連の放射能問題で、魚介類などの輸入禁止を決めた。これなども歴史認識をいい加減に処理しようとする安倍・自公内閣への怒りの反撃である。

 ワシントンからも貿易圧力がかかっている。円安誘導のカギである為替操作にも、とうとうメスが入ろうとしている。

 ワシントンのポチに対して、ロシアのプーチンは「日米同盟の中止」を求めてきた。これが北方領土問題解決の基本的条件という。

 北朝鮮に対しては「条件なしで金委員長と会談したい」と右翼新聞でほざき、かつまた2020年に新憲法施行を繰り返した。「こやつ頭が狂っている」と清和会OBの指摘は厳しい。

<「確実に沈没している日本」と本気で嘆く>

 日本は、間違いなく沈没している。経済面で国際社会をリードする何物もない現在である。物つくりの現場は荒れ切っている。自動車メーカーでさえも、さえない状態に置かれている。

 

 平成は、バブルの崩壊で、多くの日本人が犠牲になった。いまや若い労働者に夢も希望も無くなっている。貧困というと、以前は中国のことだと思い込んでいた日本人が多かった。

 現在は、年金生活者どころか、母子家庭から普通のサラリーマンにも及んでいる。その一方で「安倍の小僧は、海外に50兆円以上もばらまいてきた」といって清和会OBは怒り狂っている。

<マスコミの大々的キャンペーンに166億円が?>

 「日本にまともな言論が存在すれば、安倍・自公内閣は1日でつぶれる」とも決めつける。したがって、彼の怒りは「皇位継承費用166億円の一部が、マスコミに流れている可能性が強い」と。

 

 ここで宇都宮徳馬の遺言の一つを紹介したい。

 「民主政治が正常に機能するためには、なんといっても議会と言論が健全でないと無理だ」と。現在、議会与党に人材がいない。政治屋ばかりが跋扈していて、政治家が見えない。

 超軍拡予算を阻止しようとしない与野党に、人々の精神は破壊されている。武器弾薬・死の商人に国民は、殺されているのではないか。泉下の宇都宮さんの叫び声である。

 腐りきってしまった自民党と公明党と野党の体たらくに、賢者はあきれ返って声も出ない。おわかりだろうか。大軍縮で貧困層救済が急務である。世紀の行財政改革が急務なのだ。

 時代は浮かれることを戒めている。それがわからない安倍一族に、怒りがこみあげてくるのを抑えるのに、賢者はいま必死なのだ。

<破憲をわめく安倍に韓国から痛撃>

 安倍晋三は山梨の別荘近くのゴルフ場から、「2020年を改憲施行の年」と命令した。彼の令は命令の令である。

 破憲の田布施の首相は、財閥のポチとなって武器弾薬国家を強行する考えである。そのための令和ということなのだ。これを朝鮮半島の人たち、政府も市民も分かっている。かの国には賢者が多いのだろう。

 従軍慰安婦・徴用工・放射能汚染は、財閥と軍閥に向けられている鋭い槍であろう。かの国の政府は、財閥のお尻にぶら下がっていない。安倍と文在寅は、文句なしの水と油で、大義は安倍にないことを賢者は理解している。

2019年5月4日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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