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2019年5月14日 (火)

奇怪・滑稽な世界<本澤二郎の「日本の風景」(3314)

 

奇怪・滑稽な世界<本澤二郎の「日本の風景」(3314)

<不可解・奇妙奇天烈な原始宗教か>

 皇位継承二番手の秋篠宮の「宗教儀式に公費を使うのはやめるべきだ」という正論は、憲法20条が政府や皇室に対しても命じている。憲法を尊重・擁護する義務を課せられている天皇として当然であろう。

 秋篠宮殿下と呼んでいいのか、彼に皇室の「宗教改革」を期待したい。思い出した。京都大学の著名な歴史学者の「原始宗教に毛の生えた程度のお祓い神社神道」との解説にうなずくばかりだ。このところの皇位継承儀式から、現代人が素朴に感じる点である。

 日本の象徴としてふさわしい国事行為といえないだろう。不可解・滑稽でさえある。

<ついに出た!亀の甲羅を焼いて占う儀式>

 清和会OBは、皇室の行事はすべて神話に発している。現実とは無縁のものである、と割り切っているのだが、それにしても現代人にとって、ひたすらたじろいでしまう。

 極め付きは、亀の甲羅を焼いて、ひび割れの方向で、地域を特定するという行事が、昨日、行われたという。卑弥呼を連想する。

 

 数百年、数千年の世界の人類であれば、それも恭しく眺めたであろうが、それを現代人に見せびらかす!信じがたい神道であろうか。

 神社神道を評価しない雅子皇后も、皇室の大改革の先頭に立ってもらいたい。彼女に期待する国民は少なくない。女性天皇への期待も膨らんでいる。男女平等が憲法の大原則である。秋篠宮と雅子さんは、皇室改革の主導権を握った格好である。

<「宮中に神々が潜んでいる」とは何なのか>

 神話の世界とはいえ「アマテラスオオミカミ」という空想か幻想の世界の不可解な名称も飛び出したらしい。らしい、とは、宮内庁関係者でないと、とても理解できない世界なのだから。

 

 朝鮮半島や中国大陸を侵略・植民地支配をしていたころ、昭和天皇は宮中三殿(意味不明)に閉じこもって、亀の甲羅を焼いて、右か左かを決めていたのであろうか。

 それに赤紙一枚の日本兵、侵略された国の人々の運命が決まってしまっていたのか?考えてみると、実に恐ろしいことであろう。

 

 皇居に「神々が潜んでいる」と信じる天皇と皇室の人々がいるのか。アマテラスオオミカミが潜んでいるのか?ありえない架空の世界に押し込められている天皇と皇室の人々を、憲法は許さないだろう。直ちに解放すべきだろう。

 

 横道にそれてしまうが、秋篠宮家の女性は、間違いなく21世紀に生きているわけで、非難するに当たらない。彼女らは、日本人で自由人であるからだ。

 

 筆者は元皇族の西園寺公望の孫と同世代で、少しばかり交際もしてきた。とても常識人で、日中友好派の第一人者だ。彼の推薦で工学院大学孔子学院の非常勤研究員に、今も籍を置いている。むろん、原始宗教の臭いなどしない。

<皇室の民主化は宗教改革を伴う>

 これらの儀式から、さぞや天皇も大変な仕事であろう。同情を禁じ得ない。

 宮中での祭祀である。見たことがないので、不明だが、これまた神話の宗教儀式なのであろう。それによって、何かか起きたり、起きなかったりということは、万万が一、想定できない。

 不可解な行事は、結局のところ、伊勢神宮が采配しているであろうから、極右の日本会議に操られるのであろう。

 

 それよりも、隣国との歴史認識は、依然として深い傷のままである。これの解消のために朝鮮半島や中国大陸、東南アジアや南太平洋の戦場を、率先して回ってみてはどうか。

 

 皇室の民主化は、宗教改革と比例している。神話から解放させる21世紀であろう。皇室も普通の日本人として、大きく踏み出す時期ではないのか。

 

 数年前、北京の友人が、数百年前の皇帝が五穀豊穣を祈願した天壇か地壇に案内してくれた。実際に、それを演じて見せてくれた。数千人の観光客がスマホで撮影していた。

 

 日本でも、身代わり役に演じさせると、観光客が喜んで、スマホで撮影するかもしれない。ともかく、時代錯誤の象徴制度はやめるべきだろう。

 日本国憲法は自由平等を大原則にしている。特権階級を容認していない。勲章など廃止すべきだ。勲章の背後は腐りきっている。永田町の住人ならだれでも知っている。

 

 日本は21世紀に波長を合わせて、自立する時代なのだ。

2019年5月14日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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