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2019年4月 6日 (土)

2019年危機(9)異臭放つ国・地方組織<本澤二郎の「日本の風景」(3276)

 

2019年危機(9)異臭放つ国・地方組織<本澤二郎の「日本の風景」(3276)

<千葉県公安委員会のお粗末>

 徳洲会医療事故についての千葉県警と四街道署の、いい加減すぎる病院に寄り添う捜査打ち切りに対して、遺族は千葉県公安委員会に抗議の申し立てをしたが、平成3143日付でたった一枚の用紙「苦情申し出に対する調査結果について(通知)」を郵送してきた。

 

 内容は「平成30年11月2日付で当委員会受理したあなたからの苦情につきましては、四街道警察署では、事件性が認められないと判断したもので、同署及び警察本部における一連の対応についても、問題は認められないことを確認しました」という門前払いのようなお粗末なものだった。

 よほどのことでない限り、公安委員会への申し立てなどない。国家公安委員長秘書官も首をひねる県警捜査打ち切りだったが、千葉県公安委員会は、県警の監視役どころか、警察の「隠れ蓑」でしかなかった。

 

 国の機構も腐っている。地方の機構・組織も腐りきっている。正義にふたをかける、異臭を放つ腐敗の組織そのものである。日本の危機は、官僚から地方の役所まで腐臭に満ちている、と断罪できるかもしれない。組織人間が腐っている。国民の思いを、真摯に受け止めようという姿勢が見られない。

<徳洲会医療事故捜査を追認するだけ>

 徳洲会と警察の関係は、すでに判明している。そこにはTBS強姦魔事件で大活躍して、大出世した中村格も登場する?森田とかいうタレントのような知事選を徳洲会が応援したという重大な疑惑がある。さらには千葉県議の中には、徳洲会の子分のような県議がいることも発覚している。

 

 これら邪悪な分子が、千葉県警の早川とかいう本部長に圧力をかけてきた可能性を否定できない。

 それは病院側の言い分を是とした、捜査打ち切りが裏付けている。もしも、そうだとすると、もはや国どころか地方・千葉県の県民に奉仕する警察でも公安委員会でもない。税金泥棒の汚名を切ることになるだろう。

<遺族が再抗議の申し立て>

 罪のあるものを見逃す県警と公安委員会は、小沢事件の東京地検や検察審査会を連想させる。我が家の息子の命を奪った東芝病院(大井町)に対する東京地検と検察審査会レベルだ。東芝病院の関係者は、どこへ行っても息子の命を奪ったことで、安息の地はないだろう。反省と謝罪は人間の道・人道である。治安の警察がこれでは、国も地方も乱れるであろう。2019年危機は、人々の安寧をつかさどる大事な組織・機構での腐敗が、カビのようにはびこってきていることを、人々に知らせていまいか。

 

 遺族の清和会OBの中原義正は、相手が誰であろうとも、おかしな行動に対して、異議を申し立てる。それが主権者の義務だからである。無気力な多くの国民とは違う。福田武夫の薫陶が今も生きている。

 

 余談だが、筆者は平和軍縮派の宇都宮徳馬が今も耳元で「権力に屈するジャーナリストは人間失格」とささやいてくれている。

 中原は4月5日に千葉県公安委員会に再抗議の申し立て文書を作成して、同委員会に送り付けた。

 「警察への不信・疑義に応えていない。問答無用という態度は許されない」「公安委員会の通知は、乱暴である。民主的・客観的な第三者的機関の立場を放棄したものだ」などと指摘した後、具体的な警察の対応を改めて暴露した。

<改めて千葉県警捜査の出鱈目、拙劣さ列挙>

 1、捜査には複数であたることを原則としている。一人では公正を維持できない。それなのに四街道署は山田警部補のみ。おかしい。

 2、急死の場合、病院は警察に通報する義務(医師法21条)があるが、それをしなかった。

 3、カルテは担当医が24時間以内に、詳細に診療内容を記載する義務(医師法24条)がある。それについて病院は、平成30年6月2日酒井病院長・大島元病院長・荒木事務部長が中原との面談の席で、カルテ記載の不十分さを認めていた。カルテも疑義がある。

 4、電子カルテ虚偽記載(刑法161条)。カルテによると、急死当日午前11時42分38秒石丸当直医がカルテのキーボードを叩いている。他方、佐野看護師はその2分後にニート(縫合)と記載。これは物理的に不可能で、明らかに虚偽記載である。

 5、防犯カメラの加工疑惑。急死日時の4月29日午前5時から午後1時の間に、防犯カメラに映るべき人物が映っていない。加工した映像で、信用できない。防犯カメラは加工することで、ごまかすことができる。彼はその方面の会社の顧問なのだ。病院による加工カメラを信じ込む警察官。お笑いであろう。

<徳洲会元病院長・前田清貴氏の指摘>

 医療事故に無知な警察官を相手にしていても仕方ない。ここは専門家に登場してもらおう。徳洲会の元院長である。前田清貴氏は千葉徳洲会病院長・千葉西病院長で現在、佐倉中央病院理事長。

 「土曜日の午前中には、担当の非常勤医師一人ではなく、専門医が何人もいたはず。事故の2時間前の7時に俵屋という医師が「異常なし」と診断していたのだから、まずこの医師が駆け付けなかったのか。なぜ救命機器が完備しているICUに入れなかったのか、1500mlの吐血に対して、なぜ輸血をしなかったのか、血圧が低いのに、なぜ昇圧剤を使わなかったのか」など専門医の指摘は、明らかな医療事故、深刻な医療過誤であることを証明している。

<人命軽視の2019年危機>

 中原の具体的な警察とのやり取りも列挙しているが、残念ながら読み取れないので省く。徳洲会病院の内情を知る前田専門医の指摘は素人でも頷くことことができる。

 徳洲会病院に寄り添う千葉県警・四街道署とそれを擁護するだけの公安委員会の、人命軽視の捜査に限りなく疑問符が付くだろう。2019年危機には、多発する医療事故と人命軽視の捜査機関という現実がある。

 日本人は安心して病院に飛び込めない。「明日は我が身」なのだ。病気にならない養生医療に目を向けなければならない。

47日は最愛の息子の命日>

 明日は47日だ。最愛の息子の命日である。大井町の東芝経営の東芝病院の桜が散っていた。誤嚥性肺炎で緊急入院した正文は、数時間後に息絶えた。カルテは、実に1時間40分、看護師は正文の喉にたまったタンを吸引しなかった。

 息ができなくなって、もだえ苦しむ姿が今も脳裏から離れない。原因は看護師も担当医も、反省も謝罪もしない。それゆえである。これがどのような仕打ちなのか、医師も看護師もそっぽを向いているが、被害者の怨念は永遠である。

 庭の桜の枝を切り取って、台所の卓のコップにさした桜は、数日前から満開だ。明日47日には散り始める。胸が詰まる。それもこれも、人間の道を歩こうとしない東芝にある。

<東芝よ、人間性を取り戻せ!>

 東芝とは、弁護士を立てて示談を求めた。おかしなことだが、財閥企業の横暴さは、どう猛な狼である。当方の弁護士もいい加減すぎたのであろうが、相手の東芝顧問弁護士は、一度も接触しようとしなかった。

 本当に恐ろしい東芝である。正文の命を奪った翌年の311東北巨大地震で、福島の東電原発3号機は、まぎれもなく核爆発を起こし、恐怖の中性子を飛散させた。妻の真知子は正文の亡くなった3年後の20131123日、肺腺癌で息子の後を追ってしまった。中性子被ばくなのか?

 巨額粉飾決算で沈没した東芝は、今も傷ついたどう猛な狼として存在している。人の道に入ろうとせず、獣道でさまよっている。徳洲会と千葉県警同様、2019年危機を象徴している。

201946日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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